[健康 体験記] 胃がんの血液検査でピロリ菌が陽性? 〜在宅検査から診察、費用まで〜

胃がん 在宅血液検査の実施️

2025年6月、会社の健康保険組合から在宅血液検査(がんリスク検査か胃がんリスク検査)が
1,500円で受けられる知らせがありました。
これまで健康診断しかしてこなかったため、胃がんのリスク検査をしてみることにしました。

検査方法は送られてくる検査キットを使用して「採血」、「保存容器へ保管」など簡単で
10分ほどで終わりました。
検査キットをポストへ投函。
10日程で検査結果がメールで来るそうです。

家族にがんを患った人がいないため、大丈夫だろうと安心していました。

所見あり・ピロリ菌抗体 陽性…

メールで検査結果が来て確認すると「ペプシノゲン検査値 B群」・「ピロリ菌抗体 陽性」でした。

「ペプシノゲン検査値」?
「ピロリ菌って聞いたことはあるけど、実際に“いる”ってどういうこと?」

そう思った私は、検査結果を見て一瞬フリーズしてしまいました。

胃がんの原因、リスク

最近の研究では、ピロリ菌感染と胃がんの発生には、ピロリ菌遺伝子レベルでの
関わりがあることが示唆されています。
実際、胃がん患者の99%がピロリ菌陽性であるというデータもあります。

胃がん患者の胃粘膜を調べると、ほとんどの例で萎縮性胃炎が存在します。
萎縮性胃炎を経過観察すると、胃がんの発生が高いことも知られています。
萎縮性胃炎の有無を調べることは、早期胃がんの発見に有効です。

ペプシノゲン検査値とは?

胃がんになりやすい状態かどうかをA〜D群の4段階に分類する検査です。
A群→B群→C群→D群の順に胃がんリスクが高くなります。

ペプシノゲン検査値が B群だった私は、「少し弱った胃粘膜」・
「胃潰瘍や十二指腸潰瘍に注意」、「胃カメラでの検査」が必要みたいです。

ピロリ菌ってそもそも何?

ピロリ菌は、正式にはヘリコバクター・ピロリという名前の細菌です。

この菌は、胃の粘膜に住みつき、慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・
そして胃がんの原因になることがあるとされています。

驚いたのは、「胃の中って強い酸があるのに、菌が住めるの?」という点。

実は、ピロリ菌はウレアーゼという酵素を出し、胃酸を中和することで、
自分の周りだけ生きやすい環境を作っているのだそうです。

感染経路は? いつ感染したの?️

ピロリ菌への感染は、ほとんどが幼少期。

特に、今のように衛生環境が整う前の時代に育った人に多く見られるそうです。

私自身、両親から「ピロリ菌」について聞いたことはありません。

家族で胃がんの検診やピロリ菌検査を受けたという話も聞いたことがなく、
どこから感染したのかは不明です。

ただ、親から子への口移しや同じ食器の使い回しでも感染する可能性があるということで、
「もしかして子供の頃に…?」と、思い当たるふしはゼロではありません。

ピロリ菌陽性の結果を受け、まずは病院へ

検査結果が届いたその日。

すぐに「胃カメラ検査ができる病院」を調べて、受診予約を取りました。

血液検査でピロリ菌抗体が陽性だった場合、実際に菌が今いるかどうかは、
内視鏡(胃カメラ)検査などで調べる必要があります。

胃カメラ前の診察費用

今回は診察費用と、胃カメラ検査前の採血を行いました。
採血での検査項目は「B型肝炎」・「C型肝炎」・「梅毒」です。

私の住んでいる自治体では、「肝炎ウイルス検査」が無料で受けられました。
(自治体によって異なるので、気になる方は確認してみてくださいね)

今回の費用は1,760円でした。

次回行う胃カメラの検査費用は、おおよそ6,000円ほどだそうです。
ポリープの切除などがあれば費用はかかりそうです。

不安なときこそ、家族のそばに️

正直、「ピロリ菌が陽性」と聞いたときはショックでした。

気がつけば、スマホで

「ピロリ菌 胃がん 確率」

「ピロリ菌 除菌できない場合」

など、検索しては不安になっていました。

でも——

これは以前、CT検査で腫瘍の疑いを指摘されたときと同じだと気づいたんです。

あのときも、検索魔になっては不安に飲まれて眠れなくなり……

だけど、ある時ふと、こう思うようになりました。

「今できることをして、あとは家族と過ごそう。自分を追い込むのは、もうやめよう。」

今回も、その気持ちで過ごそうと思いました。

不安に飲まれるよりも、家族との時間を大切にしたい。

もちろん、必要な検査は受けて、必要な治療を受けます。

さいごに️

病気って、いざ検査結果が出ると不安になりますよね。

でも、知ることは第一歩。

今回、私もブログを書くことで「同じように悩んでる方の不安が少しでも軽くなれば」と思い、
体験を記録しています。

今後は、胃カメラ検査の様子や感想、除菌治療の流れ、費用面なども詳しく書いていく予定です。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

誰かの「ちょっと気になる」を、少しでも和らげる記事になれば嬉しいです。

今日も——

あせってないけど、汗かいてます。

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